日の名残り

長編小説の原作名は The remains of the day 。 ストイックに生きた老執事の回想の物語だが、以前この本を読みながら彼が仕えていた館のイメージや田園風景などをあれこれと心に描いていたことを覚えている。 丘陵地帯を走っていてこの屋敷を見た時、突然本に書かれていた文章が生き生きと蘇ってきた。 これが舞台となったダーリントン卿邸だと思い込み、そして今にもミスター・スティーブンスが建物からでてきそうな気配さえ感じた。
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[M8] ロンドン郊外



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by scottts | 2010-06-02 00:09 | SUMMILUX 35/1.4 | Comments(24)
Commented by summilux55 at 2010-06-02 00:42
素敵な館ですね、しかもかなり大きいですね。
静寂が伝わってくる写真ですね。
Commented by pretty-bacchus at 2010-06-02 00:45
スコットさん、ここはロンドンのどのへんなのかしら?
この景色をみたことがあるような気がしていますの、、、、。

Commented by scottts at 2010-06-02 01:03
summilux55さん、左へも棟が続き、館の向こう側は素晴らしい庭園があるだろうと想像します。
正に自然の静けさの中の佇まいですね。
Commented by scottts at 2010-06-02 01:08
pretty-bacchusさん、ここはロンドンから西北へオックスフォードへ向かう途中40km位のところでした。
大小のキャッスルなど古い建物が点在する田園風景は時代を遡ったように思えました。
Commented by k7003 at 2010-06-02 04:35
子供の時に外国語としての英語を学び、青年期にその英語で書いた小説で現代英文学の世界の頂点に立った Kazuo Ishiguro を、スコットさんが「以前」お読みになったというくだりに、深い感慨を持ちます。ボク自身のあの当時の姿を思い浮かべて。ボクはアメリカの大学でこの小説のことを講じたのでした。三島由紀夫のことを講じたあるセミナーで。
わーお、わーお、です。
ちょっと寝たら、起きて、ビデオ屋に走ります。(^_^)v
Commented by sa55z at 2010-06-02 04:59
ロンドンというかイギリスにちゃんと行ったことがありません。
いつかは車で回ってみたいです。
Commented by scottts at 2010-06-02 06:09
NKさん、アメリカで講義をされている頃を思い浮かべられたのですね。 実はこの写真をアップしようかどうしようかと思っていたのですが、
そういうことでしたら良かったです。 映画もほとんどの部門でアカデミーショーにノミネートされましたね。
小説のラスト近くの言葉で、 You've got to enjoy yourself. The evening's the best part of the day.
You've done your day's work. Now you can put your feet up and enjoy it. That's how I look at it.
と、悩む彼に老人が過ぎてゆく人生の考え方を語りかける言葉は自分に当てはめてとても感銘を受けました。
Commented at 2010-06-02 06:14 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by scottts at 2010-06-02 06:19
sa55zさん、私が知っている限りの外国の中でもっとも住んでみたい国はイギリスです。
数週間の休暇が取れて北はスコットランドの各地まで車で回れたらいいですよねえ。
Commented by scottts at 2010-06-02 06:44
鍵コメさん、こんにちは。 もちろん問題ないですよ。
すばらしいじゃないですか、うれしいです。
Commented by yoshipass at 2010-06-02 07:55
幼少の頃両親とともに渡英して、帰化した方ですよね。
興味はあるのですが、本も、映画もまだです。
時間を見つけて、読むか観るか。
Commented by Scottts at 2010-06-02 15:22
Yoshiさん、そのようですね。 この執事はその「地位にふさわしい品格」を保つために
ストイックさを強いられてきたという、執事職の心理的描写がすばらしかったです。 
本はイギリスの田園風景の描写もよかったです。
Commented by top-to-toe at 2010-06-02 18:53
2枚目の空素敵だなー。
Commented by tullyz2 at 2010-06-02 20:04
どこなのでしょうね。このくらいのサイズのマナーハウスはあちこちにあるのでしょうが。
オックスフォードといえばブレナムパレスですね。ご覧になりましたか?
Commented by yuki at 2010-06-02 23:33 x
scottts さん、こんばんは。
 個人の邸宅ですか?
 お城のようですね。100年ぐらいは経っているのでしょうか。
 だいぶ、高台にあるのですね。
Commented by nontan91 at 2010-06-03 01:06
きっとそうですよ!
こんなところが舞台になったに違いないです。
アンソニー・ホプキンスが扉をあけて出てきます^^
Commented by Scottts at 2010-06-03 02:04
Saoriさん、イギリスらしい天候の変化を思わす空ですね。
丘陵地帯で見るこういう雲の早い動きは「あやしい雲行き」なんて言葉が浮かんできますね。
Commented by Scottts at 2010-06-03 02:07
tullyz2さん、通りすがりでここの地名は忘れましたが、オックスフォードの近くでした。
ブレナムパレスはチャーチル首相の生家ですね、町は歩きましたが、そこへは行きませんでした。
Commented by Scottts at 2010-06-03 02:12
Yukiさん、おはようございます。 そうだと思います。 ここからまだ棟がつづき裏の大庭園を想像させました。
貴族の館でしょうけど数百年?前に建てられたものじゃないでしょうか。 田園風景を望む最高の立地ですね。
Commented by Scottts at 2010-06-03 02:18
のんたんさん、そうでしょう、いや本当に型にはまったようなそのイメージなんですよ。
ノックをして聞く勇気はなかったのですが、どういう由来の大邸宅か知りたかったです。
あの映画、日本語字幕付きでもう一度見たいです。 機関銃のように出るブリティッシュイングリシュの理解は想像の域を脱せません^^。
Commented by minton at 2010-06-03 19:54 x
その本、読んでみたくなりました。
こういう建造物が普通に建っているということがすごいなあと感心してしまいます。
いつか訪れてみたいです。
Commented by oribeyaki at 2010-06-03 22:34
この館には、普段何人の人が住まわれているのでしょうか。
中を見てみたいですが、
もしも一泊となるとちょっと怖い^^;
小心者ですね(笑
「The remains of the day」 DVD観てみたくなりました。
Commented by scottts at 2010-06-04 00:05
mintonさん、私にとっては一気に読んでしまうという本ではなかったですが、
時間があるときに本を開いてゆっくり情景を想像しながら読むには趣のある物語でした。
補修しながら長い間使い込む味ですね。
Commented by scottts at 2010-06-04 00:11
oribeyakiさん、家族の規模は分かりませんが、この大きさですと庭師も含めて
20人以上は執事のもとに働いているのではないかと思います。ただ、この館主の経済状況や社交の必要性などで
もっと少ない使用人かもしれませんね。 相当質の高い映画でしたよ、是非見て下さい。
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