ビーバーが棲むという沼にやってきた。 森の道からはずれ深い落ち葉を踏みながら木々の間を抜けるとその沼があった。 時間は午後8時を過ぎ、曇り空も暮れ始めていた。 辺りは深閑としている。 ビーバーはこの時間あたりに巣穴を出たり入ったり活発に行動をするらしい。 しかしとても警戒心が強く他の動物の気配を感じると沼の中の巣からは出てこないと聞いていたので、ゆっくりとできるだけ足音がしないように歩こうとするのだが、至るところに落ちている小枝を踏んでポキポキっと音をだしてしまう。 沼の中に巣らしき小山や、かじった跡のある多くの木や枝などを見たがビーバーに会うことは叶わなかった。 沼の周囲は湿地になっていて、近づくにつれ所々でずるっと下から足を吸われているような重みを感じた。 いやに静まりかえった沼はビーバーだけでなくて何か得体のしれないものが飛び出てきそうだ。 妖怪はこんなところに棲んでいる筈だと確信に近い不気味さが漂い始めたので、写真を撮るのもそこそこに捕まらないうちにと、妖怪はその国の言語を話すのだろうか、ここのは英語かなあなどとつまらないことを気にしながらその場を急いで離れた。 プロの動物写真家だったらここにテントを張って大きな望遠レンズを構えながら一晩がんばるのだろう。
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[M8]
by scottts | 2010-06-12 00:05 | SUMMILUX 35/1.4 | Comments(26)
Commented by yoshipass at 2010-06-12 00:23
scottts さん、命をかけてかんばってみてください!
太平洋のかなたから無責任に拝見していますから(^^)!!
それしても、妖気の様なものが漂っていますね・・・

↓ とは全く正反対の雰囲気で^^;
Commented by tullyz2 at 2010-06-12 01:15
この前ボケがとてもいいですよね。一緒にビーバーを探している感じです^^
曇りでちょっとモノトーンな感じがぞくぞくします。
Commented by k7003 at 2010-06-12 04:06
「妖怪はここの言葉で話すんだろうか」という疑問は、ボクもいつも旅先で持つ疑問です。ヨーロッパの古城などで、亡霊が、ここならドイツ語だろうか、フランス語だろうか、イタリア語だろうかなどと。観光ガイドのためにでしょうか「日本語も話します」などと掲示があると、そーか、「うらめしや」もありかな、などと。( 一一)
Commented by scottts at 2010-06-12 05:16
Yoshiさん、一緒でしたら試してみてもいいですよ。 保険を掛けてこちらへ飛んできて下さい^^。
絶対なにかいますよ。 赤外線カメラも持ってきてください。 
やっぱり↓のような平和な場所の方がいいですねえ。
Commented by scottts at 2010-06-12 05:19
tullyz2さん、ここでじっと時間をかけないと姿をみるチャンスはないんでしょうね。
晴れた日でも上にうっすらと妖気がかかって、同じような不気味さだと思いますよ。
Commented by scottts at 2010-06-12 05:23
NKさんも同じようなことを考えるんですね^^。 NKさんは言語の大家ですからそんなことも考えるのでしょうね。 しかしそのうらめしやは面白いです。 妖怪も来た人の国籍をわきまえて、各言語で話すのでしたら是非学会で発表してくださいね。
Commented by nori at 2010-06-12 08:41 x
scotttsさん、ビーバー沼のご紹介ありがとうございます。レンズ沼は観たことがあるのですが^^
人の手が加えられていないようですが、下草があまり茂っていないようです。やはり何か棲みついているのかも・・・
Commented by tad64 at 2010-06-12 11:03
ビーバーの住む沼って何処にあるんですか? これってシアトル?
良くぞこのような時間に一人で近づいて行かれましたね、私は臆病者ですから絶対無理です!(苦笑)
ましてや妖怪が出そうな雰囲気だと尚更でーす。写真もそれらしい雰囲気かもし出してますね。
ところで私の個人的見解では妖怪は聞く人の分かる言語で話しかけてくると思ってるんですが???
スコットさんは何語で話される方が良いですか? そんな時は「〇〇語でお願いします!」て言うのでしょうかね。(爆)
Commented by summilux55 at 2010-06-12 11:46
いい雰囲気、こういう所とこの前ボケたまりません!
羨ましいです...^^
Commented by のりか at 2010-06-12 19:34 x
ははは、英語か、妖怪語かですか~scotttsさんの好奇心、聞いていて飽きません。
バッタリ出会ったら、わたしはまず笑顔で、握手の右手を差し出すかもしれません^^。

午後8時を過ぎても明るいアメリカの曇り空、懐かしい風景です。
前ボケの雰囲気作りもとても美しいですねえ。
Commented by top-to-toe at 2010-06-12 21:10
この撮り方素敵だなぁ。
Commented by yuki at 2010-06-12 23:24 x
scottts さん、こんばんは。
 写真を見せてもらう前にコメントをじっくり読ませていただきました。ニヤニヤしながら・・・。
 大きくして見ますと、ビーバーが3匹ほどこちらをうかがっています^^。
Commented by Jun at 2010-06-12 23:25 x
この妖気の漂い方は、シアトルよりもイギリスの
ようですね。でもシアトルでもドラマのツインピークスは
きっとこんな怖い雰囲気だったのでしょうね。怖い!
Commented by scottts at 2010-06-13 14:50
noriさん、私もレンズ沼では何度も溺れかけていますよ^^。
沼の周辺は相当の湿地で折れた木や枝を渡って近づきました。
いますよねえ、なにか。
Commented by scottts at 2010-06-13 14:55
タッドさん、そうです、スノーホーミッシュの奥にあります。
なるほど妖怪は国際的なコミュニケーション能力があるんですね。
もちろん日本語で話しかけますよ、でも「私の棲家へ寄っていきませんか?」
なんて誘われたらどのように断りましょうかねえ。
Commented by scottts at 2010-06-13 14:58
summilux55さん、森の雰囲気はいいのですが、
何がいるか分かりませんから、気は許せませんねえ。
Commented by scottts at 2010-06-13 15:03
のりかさん、そうですねえ、妖怪語というのがあるんですねえ。
敵意はなく友好的に接する態度を先ず示すのですね。 妖怪のお友達なんていいですねえ。
ご存じのように今は夏時間ですから、日没は午後9時すぎになります。
Commented by scottts at 2010-06-13 15:05
Saoriさん、この写真からへっぴり腰で枝に隠れて沼を撮っているのが分かるでしょう。
怖いですよーこの辺り。
Commented by scottts at 2010-06-13 15:07
Yukiさん、こんばんは。 そうでしょう、何かいますよねえ。
ビーバーにしては少し大きいのでは。 では何。
いやあまり追求したくないです^^。
Commented by scottts at 2010-06-13 15:10
Junさん、妖気を感じますか。 いますよねえ、何か。
シアトルでも奥へ入るといるんですよ。 オオカミ人間とか。
ツインピークスですか、沼になにか浮かんでいたら腰を抜かします。
Commented by nontan91 at 2010-06-13 23:05
妖怪は何語でしゃべっても怖いです(笑)
8時過ぎてもこんなに明るいんでは、出てきにくいかもしれませんね^^
遅くまで写真が撮れてうらやましいのですが、一脚は使われてますか?
Commented by scottts at 2010-06-14 03:38
のんたんさん、しゃべらなかったらもっと怖いですよ。 いや、しゃべったらもっと怖い。
夏時間で日が長いですから一日で行ける範囲は広がりますね。
相変わらず1脚は使ってますよ。
Commented by court_bouillon at 2010-06-14 12:38
初めまして。お邪魔します。
どの写真もそちらのすばらしい場所の雰囲気を、
伝えるのに十分すぎます。
そしてこの場所には、とても興味を惹かれます。
折り重なった森の深さが畏怖の念を呼ぶのでしょうか。
もうちゃんと何かが写っているようですね(笑)。
すごくいい写真だなあ、好きです。

Commented by kennyj1016 at 2010-06-14 23:30
こんばんは
私は この画に戦場を思い出します、中腰で前方森の中をうかがっているような感じです。
前方の敵より早く発見して展開を有利にしないと・・・ と必死で索敵。
スターライトスコープ手元に用意してるが目が離せず・・肉眼で探し続ける・・ まるで映画の一場面ですね。^^
Commented by scottts at 2010-06-16 08:39
court_bouillonさん、こんばんは。
見ていただいてありがとうございます。 とくにテーマは決めずに撮っていますので
纏まりのない写真ですが、シアトル近辺の風景を見ていただけたらと思います。
何かが写っているかもしれませんが、見つけたら怖いので写真を注意深くみてません^^。
Commented by scottts at 2010-06-16 08:43
kennyj1016さん、こんにちは。 読んでいたらそんな状況が見えてきました。
そんな場面も映画にありますね。 そこまで具体的にイメージできるkennyjさんは映画作りができますよ。
見つけたのが人でしたらまだいいのですが、ちがうものでしたらオカルト映画になりますね。
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