I am a Cat.

はい、私は東京の恵比寿界隈に住んでいて一般的に(敵意を込めて)野良猫と呼ばれています。 昔、近くのお屋敷に飼われていて名前もあったのですが、ご主人が投機に失敗し、ある日失踪してしまいました。 その後は私も住む場所がなくあちこち転々としてきました。

この店は暖かいのと大好きなコーヒーのいい香りがしているのでとても心地よく、いつもこのテーブルの隅にしばし寝そべらせていただいています。 1月20日の朝でした。 テンポよくキーボードを打つ軽快な音にふと薄目を開けるとOL風の女性がいました。 寝ぼけた頭には自分はどこにいるのだろうと混乱してしまいましたが、この桃子さん(勝手に名前を付けさせていただきました)の真剣な眼差しに見とれながら徐々に状況がはっきりしてきた次第です。

そして桃子さんの方からほのかに匂ってくるのはきっとシャネルの「チャンス」だろうと思ったのは、彼女は午後のミーティングで最高のプレゼンをしようと準備に励んでいるのが分かるのと、とても魅力的な大人の雰囲気を発散していらっしゃったからです。 私はもう我慢できず少しづつ桃子さんの方ににじり寄って小さく「ミィー」と鳴いてみましたら私に気づいた彼女は手を止めて、「まぁ」と微笑んで私の喉を優しく右手で撫でてくれました。 本当に気持ちよくて、春のうららかな陽の下で桃の花に囲まれて横になっている自分を想像しながらまた眠りについたのです。
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四肢を思い切り伸ばしながらにじり寄って「ミィ」と鳴いた時、桃子さんが「まぁ」と微笑む直前の写真を追加しますね。
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[M Monochrom]
by Scottts | 2016-05-04 05:06 | SUMMILUX 35/1.4 | Comments(26)
Commented at 2016-05-04 08:24
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tad64 at 2016-05-04 09:57
私も猫になりたいで~す!
でも桃子さんのような素敵な女性が私の傍におられればの話ですが・・・
Commented by nontan91 at 2016-05-04 11:54
本当はスコットさんがにじりよっていいたのですね(笑)
喉を撫でられてゴロゴロして、そのあとの顛末を知りたいです(笑)
Commented by Scottts at 2016-05-04 12:12
鍵コメさん、こんばんは。いえこちらこそ来ていただいてありがとうございます。
どうぞ何でも。取り上げていただいてありがとうございます。
Commented by Scottts at 2016-05-04 12:14
タッドさん、そうでしょう。時には猫になるのもいいものです。
大丈夫。あちこちうろうろしていれば、必ず出会いがありますから。
Commented by Scottts at 2016-05-04 12:18
のんたんさん、何ですか、見抜かれてしまってますね。
もう気持ちよくて寝てしまったのです。いつも「続く」で終わってしまう物語が猫男の私です。ああ悔しい。
Commented by tullyz1 at 2016-05-04 23:17
いろいろと妄想が膨らみますね^^
Commented by yoshipass at 2016-05-05 00:29
そうですね、素敵なスナップを撮られるスコットさんは、猫に変身されるんですね。

いや、猫の化身ですか?でもボクは昨年猫のPiちゃんを亡くして以来Navi一筋の「犬派}ですから・・・
いや、たしかスコットさんは「超」愛犬家でしたよね(笑)
Commented by Desire at 2016-05-05 01:01 x
一枚からこのキャプション
いや~お若いですよね
感性ってこう何というか、古びたくない
そう思う今回の作品でした
珈琲の薫りまで感じさせていただきました
Commented by Scottts at 2016-05-05 04:25
tullyz1さん、そうですね。
ただ最近は妄想と現実がごちゃまぜになりつつあるのが問題です。
Commented by Scottts at 2016-05-05 04:29
Yoshiさん、お調子者ですから、状況でなんにでも変身しちゃいます。
はい、この場合は猫なんです。数年前まで、家族にのん子という猫がいましたし、ネコ派でもあります。
Commented by Scottts at 2016-05-05 04:33
Desireさん、そうですか。いつもあっちへふらふらこっちへふらふらと物事が定まらず、
昔からいい加減な奴っちゃと言われているんですよ。これは感性ではなくて品性の問題かもしれませんね。
Commented by jimmyny at 2016-05-05 10:58
昨日アップされた藤のショットとこの素敵なタイトルのショットを拝見して、あらScotttsさん日本に帰ってらっしゃるのだ
と勘違いしました。
いつもとは違う雰囲気のキャプション楽しませてもらいました。他の方もおっしゃってますがScotttsさんのお若い感性のな
せる技ですね。今日も刺激を頂きました。
Commented by BROS2015 at 2016-05-05 15:33
スナップを撮る際はこうしたストーリーを思い描きながら、撮られるのでしょうか(笑)
お話に引き込まれ、にんまり画面をスクロールしてしまいました(^^;
Commented by eureka_kbym at 2016-05-05 22:30
猫の眼差し。桃子さんへの愛!!
こんな物語が、繰り広げられているなんて、被写体の方は想像すらされていないでしょうね。
僕もそんなふうに撮影してみたいです。
実際は撮影中にここまでは思いつかないだろうなあ、と思いつつ。。。
Commented by Scottts at 2016-05-06 04:27
Jimmynyさん、藤を見るとやはり和風の趣ですよねえ。
いや~、根が軽いのですぐこのように乗ってしまって調子づくんですよ。
Commented by Scottts at 2016-05-06 04:30
BROS2015さん、そんなことが多いんです。
この時は自分は猫のつもりでしたから。首輪をしておかないと暴走してしまいますね。
Commented by Scottts at 2016-05-06 04:33
eureka_kbymさん、この方はひたすらモニターと真面目にらめっこして頑張ってました。
それなのにこちらは机の上にカメラを置いたら、あ、これは猫だ。じゃあ猫になろう、なんて危ない危ない。
Commented by minton at 2016-05-07 10:30 x
美しく見せたいと思って意識している女性ってのもいいのですが、こうして仕事に打ち込んでいる女性の真剣な眼差しは魅力ありますよね。
緊張感のある目つきがふっと緩む瞬間て好きです。
Commented by Scottts at 2016-05-07 16:05
mintonさん、そうですね。やはり何かに打ち込んでいる時の自然の素顔というのが、
男でも女でも最も魅力的な表情でしょうか。
Commented by bell73221 at 2016-05-08 07:38
ご無沙汰しています、ただいますてきな写真達をつぶさに鑑賞して参りました、ため息混じりで・・・猫目線の物語と写真心が躍りました。
Commented by Scottts at 2016-05-08 14:55
bellさん、お久しぶりです。見ていただいてありがとうございます。
bellさんのデジブックもネコちゃんがよく登場してましたよね。
Commented by bell73221 at 2016-05-24 15:06
私のブログにコメントを頂きありがとうございました。今年は絵画の方で2回のグループ展示会に出展しました、写真も撮っていますがなかなかデジブックまで手が回らないのです、季節はもう初夏です、そちらいかがでしょうか?
Commented by pon at 2016-06-08 09:14 x
ブログの写真をいつも楽しませていただいております。
M8.2で35mmと50mmのレンズで撮影をしていますが、
Scottsさんのエルマリート28mmの写真を拝見すると
自分も使ってみたいな、と思っております。
どのくらいの年代のレンズを使われていますか
Commented by Scottts at 2016-06-11 01:51
bellさん、そうですか、やっぱり絵画も積極的にされているのですね。
こちらは気温の変化が激しく10度だったり30度だったり異常気象です。
Commented by Scottts at 2016-06-11 01:58
ponさん、それはありがとうございます。私も最初のレンズは35mmと50mmでした。
使っているエルマリート28mmは最初期型の後玉が出っ張っているレンズです。不便ですが、特にM8には相性がよかったです。
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