久しぶりの上天気、初夏を思わせる気温、といっても22℃位だが午後6時前なのにまだ日差しが強く路地の影を選んで歩いた。
今年は寒波で農作物の収穫もおそく出来も例年の70%とか、来月にはここも果物が山のように盛られるだろう。
特産のリンゴにチョコレートや飴をまいたお菓子、このままかじったらおいしそうだけど口の周りがすごいことになるだろうね。
路地に面した小さな映画館の壁がなんともアート。 これチューインガムのオンパレード。 ここは館内チューインガム禁止で、昔誰かが入る前に壁にくっつけたことが始まりとか、道路や床に捨てられるよりいいか。 この辺りにはチューインガムの香りが漂っている。
今日の目的はシアトルシンフォニーの定期公演、なぜ幕が..映画音楽が今日のプログラム。
1938年に上映された13世紀の英雄を描いたロシヤ映画の「Alexander Nevsky」で、プロコフィエフがこの映画のために作曲した一大叙事詩。 黒白で音声が所々入り、映画の進行に音楽がシンクロするが、これが絶妙のタイミングで映像と音楽とが調和し実に素晴らしかった。
すごいパフォーマンスに圧倒されボーとしたまま午後9時半、まだ薄明るい街を家路に就く。 今日もいい一日だった。