Raindrops Keep Falling On My Head

夏の雨は好きだ。 雰囲気も暗くなく、先ず寒くないのがいい。 土砂降りは困るが、これくらいの小雨だったら傘なしで歩くのがいい。 街路樹が上を覆い、葉にたまった水滴が帽子にポツンポツンと降りかかる。 幾分体も濡れるがつばに溜まった雨が時折筋を引いて落ちていき、自分が雨と同化しているようなそんなプロセスの野性味が好きだ。 視界の景色は雨煙りと反射光が古いレンズの周辺光量落ちのように、ぐっと中にまとまって落ち着いた絵にしてくれている。 その美しい木々の緑に囲まれ時間も忘れて少し歩き疲れた頃、遠くにぱっとTULLY’sのサインが見えると、逢いたかった人に出あったように思えて雨歩きのうれしさを倍加してくれる。
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[R-D1s]
by scottts | 2010-08-09 00:12 | ELMARIT 21/2.8
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