野を歩いて雑木林の入り口に差し掛かる。 空は限りなく青く、荒れた暗雲がこのように一夜で姿を変えるのも、ノースウエストにあるこの地の冬独特の気候なのだろう。 まだ新芽も出ていない野生のブラックベリーの繁みがずっと続く小道は、年中緑の下草が生え、昨日までの雨にもぬかるんでなく歩きやすい。 春が間近かなことを告げているのか、時折ピリョピピーツンツン、ピリョピピーツンツンと小鳥のさえずりが聞こえてくる。 午後4時、この頃から日が落ちるのも早いし急激に気温も下がってくるので、さてこのまま林に入るかどうか迷うところだ。

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