1976年にリリースされたイーグルスのホテル・カリフォルニアは自分がアメリカに来る決心の伏線にあったと思う。 若者から少し成長して「社会」が分かり始めた頃だった。 Welcome to the Hotel Californiaのフレーズでアメリカに対する憧れと興味を心に植え付けてくれ、よく分からない世界でこの歌詞のように出口を見失うかもしれなくても、一度は行って不思議なゾーンを体験してみたい思いを持ち続けていた。 その後カリフォルニアで住むことになり、そしてシアトルへ移ったがやはり歌のように日本へ帰るドアはなくなっていた。 先日イーグルスが町に来た。 ホテル・カリフォルニアを聴きながら、さらに円熟したチームワークと歌声に感動すると共に、自分の人生との因縁を感じた。


[M Monochrom]